その娘、武蔵

「千年万年りんごの子」の作者待望の新作は、なんとバレーボールマンガ。「部活をやる意味とは何か?」「頑張った先に見えるものとは?」という問いに真っ正面から切り込む作品です。心理描写も繊細かつ大胆で引きつけられます。そして184cmの女子高生、兼子武蔵がとにかく大っきくてキュート。彼女の真っ直ぐな「なぜ?」は、部活に限らず、何かをする意味について考えさせてくれます。読者はそのトスをどう受け止め、返していくか。読みながら青春できるシリーズになりそうで期待大です。

文=kuu
マンガナイトではイベントのお手伝いと、執筆ちらほら。90年前後のなかよし、りぼんなどの影響をやや強く受けてますが、いろいろ読みます。好きな漫画家は、羽海野チカ、佐原ミズ。展覧会と舞台、可愛くて面白いものに心惹かれます。お茶とおいしいものにも。