さよならガールフレンド

地方都市に漂う閉塞感を感じたことがある人は誰もが共感してしまうシーンがあるはずの表題作。淡々とした表現がじわりと閉塞感を与え、またじわりと喜びを感じさせる。その小さな喜びや苦しさなどが本作にリアリティを増している。言ってもどうしようもない、だから諦めよう――最近日常でそう思った人にはぜひ読んでほしい一冊だ。きっと読後は少しだけ主人公たちに救われていることだろう。

文=kukurer
マンガナイト内では極稀にイベントと極稀にライターを担当。月刊少年ジャンプ・マガジン・りぼん・ちゃお・週刊マガジンで幼少期、多感な時期を花とゆめと同人誌で過ごしました。 ハチミツとクローバー、not simple、高台家の人々、彼女とカメラと彼女の季節、夏の前日を通年推しています。わりと短編や短めのマンガが好みです。 マンガ以外の趣味は、ダイビングとスノーボードと映画。肉とかにみそが好物です。