2018年10月10日

きみのことすきなんだ

谷川史子
きゅんとした

少女漫画に出てくる男の子は、スポーツができたり勉強ができたり、かっこいいことが前提だった。小学校6年生のときに読んだこの作品は、主人公が魚屋のすごく普通の男の子で、好きになった女の子もすごく普通の子。少女漫画の中にも、普通の男の子の居場所があると気づかせてくれました。すごく丁寧に描かれた詩的な作品。自分の息子にも読んでもらえるよう、さりげなく手に届くところに置いておきたいです。

文=いけだこういち
1975年、東京生まれ。マンガナイト執筆班 兼 みちのく営業所長。好きなジャンルは少女マンガ。谷川史子、志村貴子作品をマイ国宝に指定している。日々、大蔵省(妻)の厳しい監査(在庫調整)を受けながらマンガを買い続ける研究者系ライター。どうぞごひいきに。