高校のころ初めて読んだときには「片思いっていいよね」くらいに思っていたけど、歳を重ねて読み方が変わってきました。一見甘い砂糖菓子でコーティングされているから、「ゆるふわ恋愛漫画」だと思われがちだけど、内面をきつくえぐってくる作品。「才能がなければもがくしかない」、「お金がなければ大切な人も支えられない」。そのシビアな世界を伝えてくれました。生きていくための一冊です。
2018年10月10日

文=ユハラカナ
ユハラです。
ふだんはIT企業で働いてます。小説アニメ漫画短詩、なんでもいけます。ジャンル問わず嗜みますが、起承転結のない淡々とした物語を好む傾向があります。ほかには和の文化にも興味があります。座禅とか盆栽とか。ユパというあだ名がつきやすく、ユパ様と呼ばれがちですが、ただの一般人です。
孤独のグルメ2
笑った
個人飲食店、まずかったらそれはそれでネタになる!
1巻が出たのは1997年、ネットでのコアな人気を経てTVドラマ化、断片的な新作の掲載をまとめて実に18年ぶりの第2巻となった。内容は変わらず、主人公の五郎が街の飲食店に…
本多正徳
投稿日: 2016年1月19日
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東京の銭湯2018年ミシュランガイドといえばこれ!
東京に実在する銭湯のレポ漫画を13本収録。「布を買いに日暮里へ行ったら、偶然『斉藤湯』という銭湯を見つけて入浴したけど、白が基調でめっちゃきれい、BGMのジャズがよい、…
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死者の書
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畏怖の念を呼び起こす線の力
本好きなら一度は挑戦する折口信夫氏の『死者の書』。これを『五色の舟』などで知られるマンガ家、近藤ようこ氏がコミック化した。折口氏の世界をマンガで垣間見ることができるあり…
bookish
投稿日: 2016年3月24日