「視える」と面白そう、と思ってしまう一品
いわゆる「視える」ホラー漫画家が、日本各地(たまにスリランカ)のパワースポットを巡るエッセイマンガ。と書くとすごい世界に片足をつっこみそうだけど、作者自身が「もしかしたら私の妄想かもしれないし、へっぽこ霊感なので……」とたまにつっこみをいれるので、安心の距離感で読める。女形の神様からなぞの巨人まで出てくる不思議ワールドではあるものの、作者の視線がとても優しいので「こじつけじゃん……」みたいな自分の凝り固まった頭にふと反省できたりもする。常識でははかれない価値観に触れたくなった時に読むといいかも。