2015年3月16日

僕といっしょ

古谷実
笑った

稲中後に連載された作品で賛否両論ありますが、私は大好きです。主人公や登場人物を取り巻く環境は劣悪。それを秀逸なギャグとして笑いに変えつつ、同時に生きていく辛さ・厳しさを容赦なく描きます。ギャグ表現な分、「ヒミズ」に比べると幾分救いや笑いはあるものの、普段はお調子者でアホな稲中的主人公達が、大人の圧倒的な暴力の前でなす術もない様子は胸が痛むし、落差が激しい分「ヒミズ」よりも胸にズンと来るものがあります。昔、一度だけ読んでみてつまらないと思った方も、今一度、別視点で再読してみてはいかがでしょうか。

fujita
文=ふじた
イベントではブース担当。食べ物に対する執着心は人一倍。 初めて読んだ漫画は「火の鳥 望郷編」で、意味もわからず絵だけをひたすら見てました。 その後「うわさの姫子」にハマり、漫画人生スタート。小学●年生、なかよし、ぶ~け、ハロウィン、週間マーガレットなどを購読。1997~2001年頃のヤングサンデーの連載陣に好きな作品が多いです。